読書記録8月分なり。
なにやら無から有を作り出す話が多くて、
久々にJ.J.サクライの「現代の量子力学」が読みたくなってしまった。
次実家に帰った時に、持って帰ってこねば。
○「徒然草」 著:吉田兼好


「よろづのことも、始め終はりこそをかしけれ」
ご存じ、吉田兼好の考える無常観について記載された随筆である。
何故か急に読んでみたくなり、買ってみた。
帯に「辛口おじさん、世の中をメッタ斬り!」と書いてあったのにも惹かれたんであろう。
徒然草の全てが載っているわけではないんだけど、
恐らく受験勉強中だと思われるが、4割くらい読んだことあるな。
確かに世の無常とかあはれなることに対して冷めた目で見たような内容が多いけど、
とある事象の一部を取りだすのではなく、その前後を含めて一連の流れとして認識することにより、
儚い人生の中で、無常観の中に意味の有る事象を見出そうとしているように読めた。
○「宇宙論講義―そして、ぼくらも生まれた」 著:佐藤勝彦
宇宙論講義―そして、ぼくらも生まれた (Z会ペブル選書 (3))
妻の実家にあった本で、読んでみた。
自分が高校生頃の本なので、内容は古め。
あと、文系向けって謳ってるだけあって、対話形式で大分平易な文章になってます。
内容は特殊相対論、量子論から始まって、ビックバン、インフレーション理論の概要についてまで。
佐藤先生「宇宙は無から生まれた」
気軽に読めるんで、宇宙論について概要が知りたいって方は是非♪
# amazonにはもう売ってないみたいだけど。
○「STEINS;GATE─シュタインズゲート─ 円環連鎖のウロボロス(1)、(2)」
著:海羽超史郎


くっそ。本屋でこの小説が山積みされていて購入したが最後、
途中まで読んでいた真面目な本をほったらかして、読みふけってしまったではないか。
1,2巻で全巻なんだが、2巻合計で1500ページ弱あるくせに平日の五日間で読み終わってしまうほど、
面白い内容になってます。
ゲームとアニメが異なっていたよりも、更に少し異なる世界線の話。
ゲームより少しだけ科学的な話、例えば量子論のところが詳しくなってます。
シュタゲファンは是非読むべき。相変わらず感動させてくれます♪
クリス「無から、有は生み出せますから」
○「いかにして問題をとくか」 著:G.ボリア


名著らしい。よく行く4件の本屋中3件で積まれているのを目にしており、買ってみた。
著者は数学者とのことで、数学に関する話がメインになってはいるが、
確かに数学以外の問題についても適用できそうな話にはなっている。
実際、仕事上の問題を解決する際に似たようなアプローチをしていることはあるなぁ。
ただ、数学は好きな分野の一つなんだけど、
数学の問題を解くときにこの本のような考え方で解いたことは一度も無いな…。
数学の得意じゃない人向けへのアプローチかと。
以下、マンガ。
○「ましろのおと 1~3巻」 著:羅川 真里茂


へい、津軽三味線。
高校生が津軽三味線を頑張る話。
津軽三味線習いてーー。